処理性能(SoC)とメモリ
スマホの心臓部はSoCで、アプリの起動、写真処理、ゲーム、動画編集、そして近年増えたオンデバイスAI処理に効いてきます。ただし2025年は、上位モデルの性能差よりも「自分の使い方に対して余裕があるか」が重要です。体感を左右するのは、瞬間的なベンチマークよりも、長時間使ったときの安定性(発熱で性能が落ちにくいか)と、アプリを切り替えたときの快適さです。
そこでポイントになるのがメモリ(RAM)とストレージです。メモリが不足すると、アプリの再読み込みが増え、地味にストレスが積み上がります。ブラウザで大量タブを開く、SNS+カメラ+地図を行き来する、写真編集や動画編集をする人は特に要注意です。ストレージは容量だけでなく速度も体感に影響します。空き容量が少ない状態が続くと、アップデートや撮影のたびに詰まりやすくなるため、容量は“今”ではなく“2〜3年後”を見て選ぶのが安全です。
結論としては、ハイエンド一択にするより「発熱しにくく、メモリとストレージに余裕のある構成」を選ぶと満足度が上がります。長く使うほど差が出るのは、最速の数字より“余裕のある動作”です。